お客様よりメッセージ
都心に暮らしていますが、気持ちをリフレッシュする週末の家を、長い間探していました。 気になった別物件を問い合わせた不動産屋さんより、売約済みだったその物件の代替として紹介いただいたのが、相模湾を一望できるこの家でした。庭に立った瞬間に、その景色に一目惚れ。快晴の天気に心惑わされたかと疑い、悪天候の日に再訪したところ、荒々しい景色もまた魅力的で益々惚れ込み、購入を決めました。その不動産屋さんに古家のリフォームのために、ご紹介いただいたのがY's Homeさん。この家との出逢いも、Y's Homeさんとの出逢いも、不思議な縁のように感じました。
リフォームは初じめての体験だったことから、初めは進め方が分からず戸惑いました。「広々とした空間で景色を楽しむ」生活を期待していたので、和室2間の和風構造の古家を、出来る限りの仕切りを抜いて大空間にして欲しいとリクエスト。「ロフトっぽい雰囲気」「非日常を意識させるざらつき感」など、漠としたコンセプトワードを並べる一方で、「無垢材とモルタルを組み合わせた床」「箱状の寝室を大空間にぽこっと置きたい」など、非常に具体的な希望も語る私たちに、Y'sさんは本当に根気よくお付き合いくださいました。都度、的確に希望イメージを理解し、設計案に落とし込んでくださる様子は、とても信頼できるものでした。
ある程度設計案が決まった段階で、平行して古家の内装の解体が開始されました。解体して初めて出てくる柱や梁の具合を確認しつつ、設計案を調整していくと説明をいただきましたが、なにせ本格リフォームが初めての私たちにとっては、正確な寸法が記載されぬままの設計図に「確定しないまま壊して大丈夫なの?!」という不安も正直ありました。
しかしながら、その不安は杞憂であることがすぐにわかりました。解体を進めるうちに、構造上必要な梁や柱が明確になり、それに伴い現場で設計案の最終調整が行われていきました。料理しながら海や山を眺めたいと思っていたので、実際の位置に立って確かめながら、キッチンの位置調整をしていただきました。また、キッチンを配する予定の場所に、どうしても抜くことが出来ない柱があることも判明。構造柱が中央に貫くアイランドキッチン案に変更になり、天板も設備も、その柱の形に切り欠いた複雑な仕様に変更になったにも関わらず、Y's Homeさんはまるで難解なパズルを楽しむように、様々な案を提案くださいました。結果その柱がキッチンの絶妙なアクセントとなり気に入ってます。
箱状の寝室に配する窓も、最終的には現場で確認しながら、高さや位置の調整をしていきました。そのお陰で、目が覚めるとすぐに、朝日に染まる富士山を寝室から望むことができる爽快感を味わっています。
現場合わせの余白をもたせたY's Homeさんの進め方の正しさを痛感しましたし、その臨機応変の対応の見事さは、本当にワクワクするものでした。
また、工事担当の皆さんがとても気持ちのよい方々で、いつ訪れても現場の雰囲気が良く、工事の進捗を見ることだけでなく、皆さんと会えることも現場訪問の楽しみのひとつでした。家の前面道路が細い山道で、工事期間中の通行の迷惑を心配していたのですが、近隣配慮もきちんとしていただき、工事後にご挨拶に伺ったご近所からとても評判が良かったのも、Y's Homeさんにお願いして良かったと思う理由のひとつです。
とても快適に楽しく過ごさせていただいており、週末が楽しみでなりません。
キッチンに立ち臨むキラキラした相模湾と緑の葉山の丘。 ベッドに寝転びながら眺める広い空と雄大な富士山。
リビングでくつろぎながら遠景に見る江の島と海岸線。広々したデッキに椅子を出し座ると、同じ高さを飛ぶトビ。
一目惚れした景色を、快適な大空間の家の中のどの場所からも切り取れるのは、Y'sさんの設計のお陰です。
本当にありがとうございました。